流れのほとり   
                                 発行: 流  れ  の  ほ  と  り 社     
                                 〒545-0042
                                  大阪市阿倍野区丸山通1丁目6-16
                                            松虫ハイツ303 
        2018年 3月18日号 No.330
                                   主筆・牧師     竹谷 敏朗                                       


            内なる人


 
弱った時、困った時、あなたはどのようにしてそれを克服していますか?

  私たちの生活は決して順風満帆な時ばかりではありません。喜びの時、感謝な時を持つなど何も困ることが起きないこともあります。しかし、私たちの願いに関わらず、困ることが起きて意気消沈することがあります。 肉親を亡くす、職を失う、大病を患う、などなど、人生には 向き合わなければならないことがたくさん起きてきます。
 それはまた個人のことだけに限らず、家 庭、職場という交わりのなかににおいても同じであります。
そして、望まないこと、不幸なことは突如として訪れてきます。そんな時、そんな経験を、私たちはどのようにして乗り越えることができるのでしょうか? それは乗り越えていかなければ ならない、私たち人間の務めにほかなりません。それを「祈ることを通して」と、聖書は教えています。

こういうわけで、わたしは御父の前にひざまづいて祈ります。御父から、天と地にあるすべての家族がその名を与えられています。どうか、御父が、その豊かな栄光に従い、その霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強めて、信仰によってあなたがたの内にキリストを住まわせ、あなたがたを愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者にしてくださるように。」新約聖書エペソ3章16節

 ここで、この手紙を送ったパウロは、私たちの「内なる人が強められるように」祈っています。今、様々なかたちで外なる人を強くすることが行われています。私も年齢を重ねてきましたので、肉体が健康であることを願って、体を動かすことを心掛けています。そのために、歩くことに努めようしています。それが、歩くことが健康を保つためにいいことだと聞いているからです。朝早くウオーキングしていると、同じような思い願いをもっている人が多いことに気づきます。また健康づくりのための体を動かす施設の多く存在しています。友人の一人が毎日ジムに通って減量し、それを維持している、あなたもしなさいと言ってくれています。確かに私たちの外なる人を強くすること、肉体を健康にすることは、日常生活にとって大切なことなのでありますが、キリストを主と信じて歩むパウロは、それ以上に、「内なる人が強められるように」願って祈っています。 パウロは他のところで、こうも言っています。

「だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」はお衰えていくとしても、わたしたちの『内なる人』は日々新たにされています。」新約聖書第二コリント416

 内なる人が強められ、新たにされるのは、私たちが神の恵みに預かるためなのであります。旧約の列王記のなかに子どものために尽くす二人の母の物語があります。一人は負債を負った父のために子供が奴隷にしようとされて困った時のお母さん、もう一人は子供が突然になくなって時のお母さん、二人は神の働き人エリシャにすがって助けを求めました。その結果、先のお母さんには負債から逃れる道が与えられ、次のお母さんには、冷たくなった子供が生き返る喜びが与えられました。二人のお母さんは内なる人が強く保たれていたので、子供のために、彼女たちができることを行って尽くしたのです。できることとは、主の預言者に言われたことを忠実に守って行ったことです。そして彼女たちは、神が祈りに応えてくださったこと、神が恵みを与え守ってくださったことを知って、さらに心を強く持つことができています。内なる人は、私たちに神さまの大きなご計画のなかにある多くの恵みを私たちに気づかせてくださいます。だから、パウロは「内なる人」が強められるように祈りました。内なる人は神の霊によって、神の力によって強められるものです。 


☆ 今年の主の復活祭イースターは  4月1日(日)です。
  



ニューヨーク・スタッフ・バンド



 ニューヨーク・スタッフ・バンドが二度目の来日をする。大阪でも公演が予定されている。 ニューヨーク・スタッフ・バンドとは、救世軍のアメリカ本部によって運営される楽隊のことで現在は世界の救世軍のなかで8つある(日本の救世軍にも本営スタッフバンドがある)。
救世軍とは、イギリスではじまったプロテスタントの教会のことである。現在、世界128の国と地域で伝道事業、社会福祉事業、教育事業、医療事業を推進している。日本では歳末の風物詩「社会鍋」の団体として福祉活動に熱心なところとして有名であるが、東北大震災後の復興支援では大きな貢献を果たしてもいる。そんな救世軍の働きにはにはブラスバンド(吹奏楽)が欠かせない。震災や洪水の慰問時には、慰問品とともにブラスバンドの演奏が人々を励ましている。救世軍のブラスバンドは、「ブリティッシュスタイルの金管バンド」と呼ばれ、「歩くパイプオルガン」とも呼ばれている。(日本でも吹奏楽は盛んであるが、その楽器編成とは異なり、金管楽器で編成されている)。

 日本の救世軍には、たびたび、いろいろな国のスタッフバンドが来日して、その働きを助けている。目的は救世軍の教会、福祉施設、病院などでの演奏を通して神の御業を讃えることである。救世軍の集会ではバンドがあるところでは、バンドの伴奏によって讃美歌・聖歌を歌っている。しかし、その演奏水準が高いため、来日スタッフバンドは、吹奏楽関係者、愛好者のために一般公演も行ってきている。ここ大阪でも、シンフォニーホールでの演奏会が予定されている(有料公演)。この公演の後援の団体のなかに日本ブラスバンド指導者協会という名前もあり、期待されている。
 キリスト教の伝道目的のために作られたバンドが、その目的を超えて用いられていることはすばらしいことである。

 ☆You Tubu で「救世軍」と検索すると、ニューヨーク・スタッフ・バンドを視聴できます
 


今日の聖句 2018年 3月        毎日更新中 
                               (ご希望の方には聖句メールとして配信します)
                                  聖句メール配信希望・停止の連絡

 (今日の聖句をクリックすると最新の今日の聖句に繋がります


3月18日(日)
「 わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵の上に、更に恵みを受けた。律法はモセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。」ヨハネ福音書116-17

天の父なる神さま、私を助けて 霊の世界の身近さを確信させてください。 見えない世界が薄れていく時に、あなたご自身を力強く私に示してください。

3月17日(土)
「 キリストは、 肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。」 ヘブライ人への手紙57

 全ての能力の源なる主キリスト・イエスさま、 私に祈る力を与えてください。 どうぞ、私が世から離れて見えないまことの神さまに、私の心を定めさせてください。





3月16日(金)
「 あなたの神、主はあなたの手の業をすべて祝福し、この広大な荒れ野の旅路を守り、この40年の間、あなたの神、主はあなたと共におられたので、あなたは何一つ不足しなかった。」申命記27

天の神さま、私に起こるすべてのことで、 あなたの導きの手を私が見ることができるようにさせてください 。

3月15日(木)
「 わたしが父の掟を守り、その愛にとどまっているように、あなたがたも、わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる 。」ヨハネ福音書15章10節

父なる神さま、私がためらうことなくあなたをたたえるために、あなたの愛のうちに私をしっかり立たせてください。


レスポンス

・毎日みことばに、お祈りありがとうございます。
・先日はメッセージありがとうございました。
・いつも聖句ありがとうございます。
・今朝もありがとうございます。
・流れのほとり、いつもありがとうございます。


〇わくわくイースター   4月1日(日)13:00~  J-HOUSE (メッセージ ゴスペルフラ キッズ賛美 フード 交わり))

           


ニューヨーク・スタッフ・バンド  パレード (大阪・天神橋筋商店街) 3月21日





   ACCA異文化理解研究推進会    流れのほとり前号     お便りはこちらから