しるし
神の子イエスさまはクリスマスにお生まれになり、ヨセフとまりやのもとで育てられ、神さまが示された時から、キリストとしての歩みを始めています。その初めの頃の出来事にカナの婚礼と呼ばれているものがあります。
ユダヤの国にとっても結婚式は主要な社会的行事でした。彼らの結婚式においては静かな結婚式というものはありえませんでした。結婚式は歓喜の祝宴だからです。花婿は王様のように、花嫁は女王様のように扱われ、婚礼への出席者はただ楽しむことを求められていました。婚礼の席で喜びを表さないことは、婚礼を催している家族への無礼な振る舞いとなっています。そのため、婚礼では、出席者が常に楽しめるようにもてなされていました。欠かせないのはぶどう酒です。
「三日目にガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。
イエスもその弟子達も婚礼に招かれたいた。」 ヨハネ福音書2章1、2節
その婚礼のなかで異変が起きました。用意したぶどう酒がなくなりかけたと言うのです。祝宴はまだ終わっていません。ぶどう酒がまだ必要だったのです。そこでイエスさまの母がイエスさまに言いました「ぶどう酒がなくなりました」と。
イエスさまは「水がめに水を一杯入れなさい」と仰せになりました。婚礼のために働く人たちがそのとおりにしますと、イエスさまは「それを宴会を司っている人のところに持って行きなさい」と言うのです。彼らがそのとおりにすると、宴会の支配人は「ファンタスティク!グレイト! あなたがたはこんな素晴らしいぶどう酒を用意していたなんて」と言って喜び、その婚礼ももてなしを褒め称えたのでした。 しかし、イエスさまが言われたのは「水を一杯にせよ」であって、「良いぶどう酒を持って来なさい」ではありません。イエスさまはただの水を素晴らしいぶどう酒に変えられたのです。 ですから聖書は「イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された」と記しています(ヨハネ福音書2章11節)。
この出来事から二つの点を学びましょう。
第一は、神さまを信じて歩む私たちの信仰は喜びの生活への招きとなっている点。
第二は、その信仰生活ではしばしばしるしによって神さまの栄光を現すものとなる点。
1.信仰生活は喜びの宴を受け入れるところから始まります。思い出してください、クリスマスのメッセージを「恐れるな、わたしは民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。」ルカ福音書2章10節
大きな喜びをもたらす方がこの私たちのために来てくださったと天使たちは高らかにほめ讃えています。
しかもその喜びはすぐに消えてしまう一時的なものではなく、いつまでもなくならないものなのです。聖書は神さまのことを義である、平和である、永遠であると表すとともに、「喜ぶかた」であると伝えています。
「あなたの神はあなたを喜びとされる」(イザヤ62章5節) 「主はご自分の民を喜び」(詩篇149編4節)
神さまは私たちを見て喜び、私たちも神さまの為されることを知って喜ぶものになっています。
2.出席した婚礼の席で、イエスさまは水をぶどう酒に変えて、喜びの宴を続けさせてくださいました。奇跡を行ってくださったのです。不思議なことが起きたのです。 そこでイエスさまを通して、見えない神さまの力が働いて現されたのでした。私たちはしばしば信仰生活のなかで困窮することに出くわします。こんな筈ではなかた、何かの間違いではないのか、どうして私にこんなことが起きるのかと嘆きうめくことがあります。どうか、その時には、イエスさまに頼ってください、「イエスさま私の悩みに応えてください」と。 すると、イエスさまは「しるし」を持って私たちに神さまを信じて歩む喜びを続けさせてくださるともに、神さまの為されることをほめたたえさせてくださいます。
今日の聖句 2017年 1月 毎日更新中 (ご希望の方には聖句メールとして配信します)
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1月15日(日)
「 互いに愛し合うならば、 それによって あなたがたがわたしの弟子であることを、 皆が知るようになる。」 ヨハネ13章35節
天の神さま、あなたは私たちを救い主キリストの弟子となるように導いてくださいました。どうか、主に連なる私たちが心を一つにして主の教えを証ししていくことができるようにお守りください。
1月14日(土)
「 神は約束されたものを受け継ぐ人々に、御自分の計画が変わらないものであることを、いっそうはっきり示したいと考え、それを誓いによって保証なさったのです。」
ヘブライ6章17節
全能の神さま、私たち信じる者へのお守りとお恵みが変わらず与えられることを
確信できますように。私たちも変わることなく、信仰の教えに従わせてください。
1月13日(金)
「 主はあなたの呼ぶ声に答えて 必ず恵みを与えられる。主がそれを聞いて、直ちに答えてくださる。」イザヤ書30章19節
癒し主なる神さま、いつも私たちの祈りに答えて励ましてくださることを覚えみ名を崇めます。どうか、あなたの恵みの愛によって、私の歩みを、さらに良きものに栄させてください。
1月12日(木)
「 主は憐れみ深く、恵みに富み 忍耐強く、慈しみが大きい。永久に責めることはなく とこしえに怒り続けられることはない。」詩篇103篇8-9節
恵みに満ちた天の神さま、私たちの愚かな行動にも関わらず救いの道を開いてくださったあなたの恵みを覚え感謝いたします。どうか、今日一日、あなたの大いなる、聖なる愛を讃えて過ごさせてください。
○お祈りください。
堺キリスト教会瀬藤牧師、病気休養されています。
そのため、3月26日まで、同教会の日曜礼拝の応援をすることを依頼され引き受けています。
瀬藤牧師、堺教会、そして小生のために覚えてご加祷ください。
レスポンス
・元旦から誠実に、御言葉とお祈りを、メールしてくださってありがとうございます
・いつも朝のみ言葉で元気をいただいています。
・お母様の帰天の報、受け取りました。小生の信仰確立にご指導いただき、心から感謝申し上げます。天において良くやった、との評価と慰めを受けていられると思います。主にある交わり感謝申します。ご家族の皆様に、主の慰めが豊かにありますようにお祈りしています。
・お疲れさまでした。慌ただしかったけれど、母も喜んでくれたと思います。基君の話、喪主の挨拶、よかったです。教会の方もたくさん来てくださってありがたかったですね。
・お母様は立派に信仰の道を全うされ、信徒のお手本のような方ですね。しかもご子息二人ともその遺志を継がれて主に仕えておられます。満足して点に天にむかわれたことでしょう。心よりお悔やみ申し上げます
・このたびはクリスマス伝道礼拝にふさわしい初めての人にも分かりやすい幸いなメッセージをありがとうございました。
ACCA異文化理解研究推進会 フラワーデザイン 発行日 1月15日
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