流れのほとり   
                                 発行: 流  れ  の  ほ  と  り 社     
                                 〒545-0042
                                  大阪市阿倍野区丸山通1丁目6-16
                                            松虫ハイツ303 
        2017年10月22日号 No.325            主筆・牧師     竹谷 敏朗                                       


 人生の嵐に


 台風の接近情報により、混乱がもたらされています。予定されている行事や行動を変更せざるを得ない状況にもなっています。誰しも、穏やかに、望むように、日々を過ごしたいと願っているのですが、時として、このように思い通りに行かなくなって、困惑することに遭遇することが起きるのも実感するところです。
 聖歌のなかに、「人生の海の嵐にもまれ来しこの身も」と歌いだすものがあります。この歌詞に「なるほど」と、共感を覚える人が多くいます。

 この聖歌は人生とは船が海を航海するもののようだと捕らえています。

  人は命を与えられた時から、人生という航海に旅立ちます。旅立つその時には、波は穏やかで静かに流れています。また多くの人に祝福されて、出て行きます。そして、無事に目的地に辿りつくことを夢描いています。ところが、この人生という海路には、嵐がつきもので、小さな嵐から大きな嵐まで、幾たびとなく、嵐が押し寄せて来ます。では、あなたはどのようにして、その嵐を乗り越えていこうとしているのでしょうか?

 聖歌は次のように続けています、「人生の海の嵐にもまれ来しこの身も 不思議な神の手により 命びろいしぬ」。人生という航海のなかで、突如として激しい嵐に襲われ、身震いして助からないと死をも覚悟したなかではあったが、神によって助かったと言うのです。ただ、なんとなく、その状況に神が出てきたと言うのではありません。この歌詞を表した人は、このなかに、「神さまを信じて助けを祈ったので救われている」ことを込めたのであります。嵐に遭遇した人自身が、神さまに祈っていることだけでなく、この人がどんななかにあっても神さまのお守りがありますようにと、背後にあって祈っていた人々の存在をも浮かび挙がらせています。むしろ、「不思議な神の手により」という表現によって、「私の人生は神さまを信じる人たちのなかで守られている」ことを実感させています。

 聖歌は続きます、「いと静けき港に着き われは今 安ろう 救い主イエスの手にある 身はいとも安し」
このなかには、私たちの人生という船の航海は、何時までも続けるものではなく、その航路を終える時が来る。それは、静かな、穏やかな港にたどり着くことであり、究極の安らぎが与えられるところなのだ、そこに導いてくださるのは救い主イエスさまですと、信仰をもって歩む幸いな喜びが表されています。

 穏やかに日々を過ごしたいと願うのは人間としての本能でありましょう。しかし、嵐のように大きな揺さぶりを体験することによって、人は強くなっていくことも、賢くなっていくこともできます。さらに大きな嵐が来ることによって、またまた強くなっていきます。強くなればなるほど、揺さぶりは大きくなっていこうとします。それは、人がどんなになっても、神さまとともに生きることが求めているからであります。それは、神さまが、私たち人生の主であり、導き手だからです。どうか、私たちを創造され、人生という航路に進ませておられる神さまが、私たちの航路を守り、嵐のなかでも守ってくださって、目的のところに辿りつかせて豊かな安らぎを与えてくださることを信じて、与えられる日々を過ごし行きたいと思います。

「 神は人を創造された日、神に似せてこれを造られ、 男と女に創造された。創造の日に、彼らを祝福されて、人と名付けられた。」 創世記5章2節(新共同訳)



 第18回ACCA(異文化理解研究推進会)
クリスマス・キャンドルライト・サービスのご案内

   クリスマスメッセージ、ミニパーティー&
            ミニゴスペルコンサートの夕べ


    日時   2017年12月2日(土)pm5:00-7:30
    会場   日本聖公会 大阪聖愛教会  大阪市天王寺区大道3-3-20

        第一部  キャンドルライトサービス  (2階礼拝堂)

           メッセージ     島田 巌 牧師(神楽町教会)
           聖歌隊       J-House Gospel Choir

    第二部  ミニパーティー&ミニゴスペルコンサート (1階信交室)
          
           祝会(愛餐と交わり)
           ミニコンサート   J-House Gospel Choir
                        ディレクター 宇田川 八恵子氏

    入場無料  皆様のご来会をお待ち申し上げます。


                    主催  異文化理解研究推進会(代表 中島 愛子)

  
聖愛教会礼拝堂               島田 巌 牧師   J-House Gospel Choir

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10月21日(土)
「 ああ、人はただ影のように移ろうもの。 人は空しくあくせくし   だれの手に渡るとも知らずに積み上げる。主よ、それなら何に望みをかけたらよいのでしょう。わたしはあなたを待ち望みます。」詩篇39篇7-8節

主なる神さま、日々は刻々と過ぎています。どうか、私たちの生きている日が空しく過ぎ去るものではなく、未来への望みを繋げる時となるように、あなたの導きを与えてください。

10月20日(金)
「 神は人を創造された日、神に似せてこれを造られ、 男と女に創造された。創造の日に、彼らを祝福されて、人と名付けられた。」創世記5章2節

恵み深い神さま、 今日もあなたの慈しみをいよいよ深く感謝する心をお与えください。あなたは私たちを創造し祝福されました 。どうか、そのあなたの祝福を、確かに受け取ることができるように導いてください 。

10月19日(木)
「 主よ、あなたは御業を喜び祝わせてくださいます。わたしは御手の業を喜び歌います。主よ、御業はいかに大きく  御計らいはいかに深いことでしょう。」 詩篇92編5-6節

つくり主なる神さま、私は魂を高く上げてこの日、生きることの喜びを感謝いたします。あなたが私の思いをこえて、至高の喜びをもたらしてくださいます。どうか、今日も 私たちをあなたの指し示す道に、素直に進ませてください。

10月18日(水)
「 息絶えようとするとき   わたしは主の御名を唱えた。わたしの祈りがあなたに届き  聖なる神殿に達した。」ヨナ章2章8節

全能の神さま、あなたの真理を持って私の心に悟りを与え、あなたの恵みをもって私の志を守ってくださることを感謝いたします。どうか、大きな試みに会う時も、あなたの助けを信じて祈り求めることを行わせてください。

レスポンス

〇先日の講演会では本当にありがとうございました 貴重な機会を与えてくださって感謝の気持ちでいっぱ いです ありがとうございました
いつも「流れのほとり」をお送りくださり、ありがとうございます。今月号、読ませていただきました。主の  祝福が豊かにありますようにお祈りします。
〇この世で私達が価値ある物とし、心奪われるものは神様の前ではむなしい物であることを昨日の礼拝で 再確認しました。神様が喜ばれること、また神様が私に何を望んでいらっしゃるのか祈り求めて行きます。
〇今日は恵まれた日曜日でした。感謝します。


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